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ウラジオストクのこと②

ATMが何台も並んでいる。

まず一番左の機械を操作しようと試みるが、ロシア語でまったく理解できない。

大抵こういうのは英語に表示を変更できるようになっているが、どこを操作すればそうなるのかもわからずあきらめる。

隣はすでに他の人が使っていたので、今度は一番右から二番目の機械を使ってみる。

これは元々英語表記だったか、変更する箇所がすぐわかったのか忘れたが、すぐに操作できてルーブルをおろすことができた。

ほっとして振り向くと、さっきATMの場所を教えてくれた彼が立っている。

あれ?と思ったら、私達の送迎係員と一緒に歩き始めたので、もしかして同じホテルに泊まるのか聞くとそうだという返事。知らずに待たせてしまったことを詫びるが、特に気にしている様子はなかった。

ホテル到着までの短い時間、車中でその彼と色々話す。

一人旅で、本当は稚内からサハリンにフェリーで入る予定だったのが、天候の影響でフェリーが欠航になった為、急きょルートを変更し空路でウラジオストクに入り、次の朝早く国内線に乗ってサハリンに向かうので空港すぐの私達と同じホテルを取ったとのことだった。

色々な国に行っているらしく、もう50か国以上訪れているとのこと。

しかし、なかなか休みが取れないので、三連休などを上手に使ってサクッと遠くまで行ってしまうらしい。なんと3日あればトルコにも行けるとのこと。

面白い話を聞いていたら、あっという間に予約していたベニスホテルに到着した。

つづく

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