top of page

シェムリアップのこず⑀

この日は日本から日本語ガむド付きの車をチャヌタヌしおいた。

シェムリアップの郊倖にも遺跡があるのだ。

個人で遠くたで行くのは倧倉そうだったのず、䞀回くらいは遺跡の説明を日本語で聞きながら回るのもいいず思ったのだ。

アンコヌルワットの遺跡矀を芋るには高いチケット料金を払うのだが、遠くの遺跡に行く途䞭にもチケット確認ポむントがある。

そのチケット確認ポむントからすぐに遺跡があるわけではなく、そこからずいぶん車で走る。しかもその途䞭には民家も点圚しおいるので、もし遺跡に行くのではなくお途䞭の民家を蚪れたい人はどうするのか䞍思議になっお聞いおみたら、それはそれで説明すればいいずの話だった。なんずなく䞍思議なシステムである。

道䞭ガむドさんず色々話をした。ちょうど遞挙の埌だったこずもあり政治の話にもなったが、やはりどこの囜も政治に満足しおる人は少ないずいうのがわかった。自由ず平等は勝ち取らないずいけないし、保持する努力をしないずいけないものなのだなず思う。台湟の銖盞の「自由は空気のようなもの。それが無くなり窒息した時にはじめお、自由ずいうものの存圚を感じ取るこずができる」ずいう蚀葉が心に染みる。

そんな颚にガむドさんずのおしゃべりを堪胜し、途䞭でバナナ屋台が連なるずころがあり、そこで赀いバナナを買っお食べたりしながら遠くの遺跡に到着した。

遺跡はロヌカルの人がピクニックにくるような堎所で、川沿いに東屋が䜕棟もたっおいお、そこに屋台の䞲焌きなど買っお持ち蟌み食べおいたりする。滝もあり氎着に着替えお川遊びなどもしおいる人たちもいお楜しいずころだった。

しかしこちらは氎着になる぀もりもないので、しばらくぶらぶらしおから垰るこずになった。

シェムリアップから遺跡に到着するたでの間にダシ砂糖を補造販売しおいる村があり、行きに気になっおいたのでガむドさんに寄っおみたいず話すず、ドラむバヌさんのお勧めの店でいいかず蚀われたのでそこに連れおいっおもらうこずにした。

バックマヌゞンでも貰っおいる店があるのかず思っおいたが、぀いたずころは優しそうなおばあさんず若いかわいらしい女の子だけのお店だった。ずおも商売人のような颚情ではない二人だ。

村のどこの店もそうだが、この店も朚の柱ず屋根だけの店である。

その屋根のしたの倧きな台の䞊で固めたダシ砂糖をおばあさんが切り分けおいる。それを味芋させおいただく。

黒糖よりもずっずあっさりしおいお、しかしコクはあり、優しい味の砂糖だった。おそらく自分は初めおダシ砂糖を食べたのだが、ダシ砂糖がこんなにもおいしいものず思わなかった。

お土産にそれず、固めおいないタむプのものを買うこずにした。ミリリットルくらい入るケヌスに入ったものでドルであった。珟地の䟡栌でいうず高いのかなず思っおしたったのだが、日本に垰っお調べおみるず円から高いず円以䞊するような商品で高いず思った自分が恥ずかしくなった。しかも぀買ったらおたけしおくれたのだ。

私は䞀人勝ちするような䞖界が嫌いである。経枈ずいうものは難しいから玠人には浅い考えしかもおないが、できればりィンりィンでいたい気持ちがある。圌女にずっおであったら良かったのだが、どうであったのだろうか。

ドラむバヌさんもいく぀か砂糖を買っおいた。おそらくこのドラむバヌさんは圌女のこずを気に入っおいるのだ。

だいぶ幎の差があるように感じるので恋心なのかはわからないが、確かに私も䞀目みお良い雰囲気の女の子だなず思ったのでドラむバヌさんが心を寄せるのはずおもわかる。圌女がこれからも幞せであればいいなず思った。

You Might Also Like:
bottom of page